Taskee vs Notion:タスクトラッカーか、ワークスペースの素材か
Notionは、ページ、データベース、Wikiから自分で組み立てるワークスペースです。トラッカーは、その取りうる形のひとつにすぎません。Taskeeは組み立て済みのトラッカーで、下にWikiやデータベースの層はありません。Notionの料金ページでは、無料プランのアップロードは1ファイル5 MBまで。時間計測の記載はどこにもありません。Taskeeは初日から標準で作業時間を記録でき、有料プランのない無料プランで使えます。
料金と制限の確認日: 2026年9月2日
| 機能 | Taskee | Notion |
|---|---|---|
| 無料プラン:ユーザー数 | 無制限 | チームには制限あり(数は非公開)。外部ゲスト10人 |
| 無料プラン:ストレージ | 最大10 GB | アップロードは1ファイル5 MBまで |
| 最初の有料プラン(1ユーザー/月、年払い) | 有料プランなし。製品は無料 | ページ表示どおり1シートあたり月額$10(Plus) |
| カンバンボード | あり | 料金ページに記載なし |
| 標準の時間計測 | あり | なし |
| レポート | あり | 料金ページに記載なし |
| ガント/タイムライン | なし | 料金ページに記載なし |
| 自動化ルール | なし | Freeは基本的なボタン。Plusからデータベースのカスタム自動化 |
| ネイティブ連携 | コネクタなし。REST API(140エンドポイント) | Freeは記載なし。Plusで「基本的な接続」(Slack、Google Drive) |
| ネイティブのモバイルアプリ | なし(モバイルブラウザのみ) | 料金ページに記載なし |
| カスタムロールと権限 | あり | 料金ページに記載なし |
Taskeeが勝っている点
- 無料プランで標準の時間計測。Notionの料金ページには、どのプランにも時間計測の記載がありません。時間計測をご覧ください。
- 最初のタスクの前に組み立てるものがありません。Notionは柔軟なぶん、まずデータベースのテンプレートからトラッカーを作る必要があります。
- ユーザー数無制限で無料。Notionは無料のチーム人数を「2人以上のメンバーは制限あり」としか書いておらず、具体的な数字は載せていません。
Notionが勝っている点
- サブタスク、依存関係、カスタムプロパティを持てるデータベース。Taskeeにはこのデータ層がまったくなく、Notionでは無料プランから使えます。
- ページ履歴はFreeで7日、Plusで30日さかのぼれます。Taskeeにはページも版の履歴もありません。そもそもページがないからです。
- 外部ゲストはFreeで10人、Plusで無制限。外部の人をタスクだけでなくドキュメントにも招き入れる、という前提のコラボレーションです。
- Notion Calendar、簡易サイト、簡易フォームがFreeで使えます。Taskeeが手を出していない製品が3つです。
Taskeeが向いているチーム
- 最初からトラッカーの形をしたトラッカーが欲しい。ボード、タスク、作業時間があって、先に設定することは何もない。
- 時間計測は標準機能であってほしい。データベースの数式や接続で後付けするのは避けたい。
- Wikiもデータベースも、ドキュメントまで抱えるワークスペースも、誰も必要としていない。
ユーザー数は無制限、ストレージは最大10 GBまで無料。有料プランも、試用期間のカウントダウンもありません。
Notionが向いているチーム
- タスクを、ドキュメント、Wiki、ナレッジベースと同じツールの中に置きたい。
- サブタスク、依存関係、プロパティを備えた独自のデータベースを、自分たちのプロセスに合わせて作りたい。
- ゲストの居場所も必要。Freeで10人、Plusで無制限。タスクより共有ページのレビューに参加してもらう形です。
Taskeeにまだないもの
Taskeeはまだ若いプロダクトです。できないことのリストは短めですが、どれも実際に欠けています。2026年9月2日時点の内容です。
- 単体のモバイルアプリはありません。FAQにもはっきり書いてあります。Taskeeはモバイルブラウザに対応していて、ホーム画面にも追加できます。ただ、iOS版とAndroid版のアプリはありません。
- ネイティブの連携コネクタはありません。ドキュメント付きのREST APIがあり、エンドポイントは140、OpenAPI 3.0仕様も公開しています。CSVエクスポートもできます。一方で、Slack、Google、Jiraとの既製の連携はなく、Webhookもありません。詳しくはTaskeeの連携をご覧ください。
- ガントチャートもタイムラインビューもありません。
- 自動化ルールはありません。
- サイト上で「近日公開」となっている機能がいくつかあります。プロジェクトの予算管理、クイックタスク、個人プロジェクト、カスタムレポートなどです。ロードマップに載っていても、リリースされたわけではありません。このページでは、どれも提供済みとして数えていません。
組み立てるトラッカーと、組み立て済みのトラッカー
Notionが売っているのは、ページとデータベースのエンジンです。トラッカーはその上に自分で組み立てるものです。無料プランでは外部ゲストが10人まで、ページ履歴は7日分、アップロードは1ファイル5 MBまで。どれもドキュメント製品の数字で、タスクボードを表す数字には見えません。料金ページで1シートあたり月額$10と書かれたPlusでは、ゲストが無制限、ページ履歴が30日分になり、アップロードの上限もなくなります。ページには月払い/年払いの切り替えがあり、「年払いで最大20%お得」とあります。ただ、年払いの金額は別に載っていません。そのため、ここでもページの表示どおり$10としています。いずれもタスクに特有の話ではありません。支払う前にNotionのワークスペース層をどこまで使えるか、という話です。
Taskeeでは組み立ての手間がいりません。設計するデータベースも、ボードに仕立てるビューもありません。ボードもタスクも作業時間も、最初から揃っています。ユーザー数は無制限、プランは無料です。ページやファイルの履歴と呼べるものはありません。これは本物のトレードオフです。Notionのデータベースエンジンは、どんな単機能トラッカーより強力なものに育てられます。そして育てるには、Taskeeなら一度も求めない準備の時間がかかります。
Notionの料金ページに載っていない機能
Notionのプラン比較には、時間計測がまったく出てきません。有料プランに回されているわけでも、制限として書かれているわけでもありません。どんな表記でも、ページのどこにも見当たらないのです。Notionの中で時間を記録したいチームは、たいていデータベースの数式か外部サービスとの接続で組み込みます。PlusではSlackやGoogle Driveなどとの「基本的な接続」が使えますが、Freeには接続の記載自体がありません。Taskeeでは、ひとつしかないプランに時間計測が機能として入っています(時間計測をご覧ください)。数式も接続も要りません。
同じ空白は、タスク管理全般にも見られます。Notionの料金ページのプラン比較には、カンバンボードもカスタムロールも出てきません。データベースエンジンで似たものを作ることはできます。ただ、専用のトラッカーのように名前と値段の付いた機能としては、どこにも載っていません。Taskeeのタスク管理とロール設定は、唯一のプランに機能として入っています。そのプランの料金は料金ページにまとめています。正反対の作りのワークスペースについてはTaskee vs ClickUpをどうぞ。Notionの接続の代わりになるものはTaskeeの連携にあります。